作品説明
有田焼・谷鳳窯、宮崎祐輔のぐい吞みです。佐賀県嬉野町の琥山窯で陶技の基礎を教えを学び、独立後は400年以上前から続く肥前磁器の窯場の一つ、吉田皿屋に谷鳳窯を開窯。中国を旅行したときに感じた西域への想いを作品に表現しており、様々な展覧会で入賞、個展を開き、佐賀陶芸協会理事を務めるなど多方面で活躍しています。
有田焼とは、佐賀県西部(有田町、伊万里市)で17世紀に日本で初めて作られた磁器のことで、まるで透き通るように白い磁肌を最大限に活かした作品や、様々な技法を用いた華やかな絵付けが特徴的です。耐久性が高いため、美術品から日用品など幅広く様々なものがあります。
祥瑞とは中国明末の崇禎年間(1628~1644頃)に日本からの注文により、焼造された独特な染付磁器のことをさし、緻密な白磁胎に、鮮やかな青藍色の染付で表した文様が特徴的です。さらに、職人の精緻な技術により、美しい中国の西、雄大なシルクロードをモチーフにした絵柄がひとつひとつ丁寧に描かれています。表面はつるっとしており手によく馴染み、飲み口は広く造られており、飲みやすいぐい吞みで飲むお酒はまた別格です。
他に類を見ないデザインと色合いが美しく、個人・ご家族用としてはもちろん、記念品としてや、様々な贈り物としても喜ばれることは間違いありません。
職人の見事な技術とセンスが感じられるぐい吞みは、普段の何気ないひとときも一瞬で特別な時間へと変えてくれることでしょう。日本を代表する伝統工芸品として名高い有田焼のうつわをお使いいただき、悠久な時を経て受け継がれ続ける、雄大な貿易路、シルクロードの歴史ロマンを味わってみませんか。
作家:宮崎祐輔
1954年 佐賀県嬉野市に生まれる
1974年 20歳で日本伝統工芸展に初入選以後25回入選
1975年 日本陶芸展に初入選以後6回入選
1976年 現代日本陶芸展 招待出品 (ニュジーランド・オーストラリア)
1977年 谷鳳窯を開窯
1978年 24歳で日本工芸会正会員推薦される
1981年 西日本陶芸展 知事賞
1982年 中国外遊(敦煌、大同、洛陽、西安、)
1983年 中国外遊(桂林)
1988年 吉田2号窯発掘調査(佐賀県立九州陶磁館)
1990年 パキスタン外遊(フンザ、チラス、ペシャワール)
1994年 モロッコ外遊
2000年 STSサガテレビ(陶美を求めて)シルクロードに魅せられて 放映
2000年 大英博物館 出品、寄贈
2002年 トルコ外遊
2009年 『工芸いま 伝統と創造 九州・沖縄の作家たち (九州国立博物館)
東京・大阪・福岡その他全国各地にて個展開催
日本工芸正会員
日本工芸西部支部幹事
佐賀陶芸協会理事
作品詳細
寸法
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直径7cm×高さ5cm |
電子レンジ | 不可 |
食洗機 |
不可
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