作品説明
「和を楽しむライフスタイル」を提唱し続ける京都が誇るキモノデザイナー・JOTARO SAITO氏。そして同じく京都にて器の可能性を追求し多方面での活躍を続けるSHOWKO氏。二つの才能が出合い、コラボすることで伝統を受け継ぎながらも今まで見たことがないような全く新しい作品が誕生しました。それが「Aura」シリーズです。
Auraはラテン語で「風」を意味し、今回発表したFlower cube、Rock glass、Board plateの3作品はいつの時代も人々の拠り所となっている北極星/Polarisをテーマに、それぞれがまるで吹き抜けるような爽やかな新風のように、あなたのライフスタイルにアクセントをもたらします。
AuraのFlower cubeは、JOTARO氏のアイデアにより陶磁器としては珍しいキューブブロックタイプの形状となっています。さらにSHOWKO氏が花の活け口を中心ではなく少しずらして制作したことでアクセントが加わり、これまでにない花生が完成しました。
キューブブロックの各面でJOTARO氏の代名詞とも言える縞ボタンが金彩で上品かつダイナミックに描かれ、この縞ボタンをSHOWKO氏の得意とする「白盛」技法が引き立てます。ある面は縞ボタンが全面に描かれ、また違う面では艶やかな赤で描かれた北斗七星が空に浮かび縞ボタンと引き立て合うように見えたり。どの向きから見ても全く異なるうつわの景色を楽しむことができますので、活ける花や置く空間に合わせて見せる面を考えるのもとても楽しい時間ではないでしょうか。
Flower cubeには北斗七星が描かれていますが、夜空では北斗七星から探せるはずの北極星/Polarisは描かれていません。ですが古来から北極星は動かない指針として人々に重宝されてきた、「見えないけれど確かにある」ものです。Flower cubeのある空間で、あなただけの「北極星/Polaris」を想い思索にふけることで、人生にちょっとした変化が起こるかもしれません。
JOTARO氏の「キモノ」に使われる美しいオリジナル文様を、SHOWKO氏の陶磁器を制作する目線で立体化し、昇華された一流クリエイター同士のセンスが融合したFlower cube。Auraの他シリーズの作品と並べたり組み合わせることで、より「空間作り」を楽しむこともできます。あなたはどんなシーンを過ごしますか?
※在庫切れの際は受注生産となります。ご納品の目安について別途ご連絡いたします。
JOTARO SAITO(キモノデザイナー)
京都出身。祖父に染色作家の故斉藤才三郎、父に現代キモノ作家・斉藤三才を持ち、近代染色作家の礎を築いてきた家系に生まれる。27歳の最年少でキモノ作家としてデビュー以来、現代空間にマッチするファッションとしてのキモノを追求。 メディアにも頻繁に紹介され、GACKT氏や早乙女太一氏の主演舞台の衣装を担当するなど様々な作品に衣装協力を行う。 海外ではヴィクトリア・アンド・アルバート博物館「Kimono: Kyoto to Catwalk」出展。パーマネント・コレクションとして収蔵され、国際的な評価も高まっている。 2010年より唯一のキモノブランドとして東京コレクションに毎年参加。 現在、GINZA SIXにてカフェ併設の旗艦店と名古屋松坂屋に店舗をかまえる。 「伝統の進化」「和を楽しむライフスタイル」を提唱し、キモノデザイナー・テキスタイルアーティストとしてプロダクトやインテリアの制作まで多方面に活躍の場を広げている。
SHOWKO(陶芸家 SIONE主宰)
330年続く茶陶の窯元「真葛焼」に生まれる。佐賀での陶芸の修行の後、京都にて自身の工房を立ち上げ陶板画作家として独特の技法で制作をはじめる。 グラフィックデザイナーとしての経験を経て、 2009年、読む器というコンセプトで物語のあるブランド「SIONE(シオネ)」を立ち上げる。 現在、京都の銀閣寺界隈にて直営店をもつ。 「感性のある人が習慣にしていること」など、五感をテーマにした著書もロングセラーとなり文筆家としても、活動している。 制作を通して、もてなしの時間や空間を創造し国内外にて展覧会を開催。
作品詳細
寸法
|
縦9cm×横9cm×高さ9cm |
電子レンジ | 不可 |
食洗機 |
不可
|