
作品説明
漆黒に金とブルーの彩りが織り成す陰影。
昭龍窯ならではの確かな技と美意識が息づく、常滑焼の急須です。
金とブルー、二色の釉薬が交わる変わり目には、光の角度によりほのかな緑が浮かび上がり、まるで景色が移ろうように表情を変えます。
ひとつとして同じものはなく、手に取るたびに異なる彩りと艶をお楽しみいただけるのも、この作品の大きな魅力です。
丸みを帯びた珠型のフォルムは掌にやわらかくなじみ、繊細に施された金の摘みが静かな華やぎを添えます。
常滑焼の急須は土に含まれる鉄分がお茶のタンニンと反応しまろやかな味わいになり、お茶がおいしくなると評判です。さらに、特徴的なセラメッシュという一点一点手であけた陶器の茶漉し部分は、ステンレス製の茶漉しを使用せずに済むため、鉄の雑味が混ざらずにお茶本来の旨味が引き立ちます。※茶漉しにお茶が詰まった場合、洗剤につけて柔らかくすれば取りやすくなります。
伝統と洗練が響き合う、唯一無二の急須で、色彩の移ろいを眺めつつ、いつもと違うお茶のひとときを過ごしてみませんか。
作家:昭龍(梅原昭二)
1945年 常滑市に生まれる 師北龍
1978年 独立 昭龍陶園創立
1988年 常滑焼陶業振興金融協会賞
1994年 伝統工芸士認定
2001年 愛知県優秀技術者受賞
2002年 とこなめ焼中部経済産業大臣賞
長三賞陶業展 奨励賞
とこなめ焼振興展 経済産業大臣賞
2005年 長三賞陶業展 奨励賞
2009年 長三賞陶業展 審査員特別賞
2010年 とこなめ焼振興展 市議会議長賞
2011年 とこなめ焼振興展 経済産業大臣賞
長三賞陶業展 長三賞
2013年 伝統的工芸品産業産業大臣 功労賞
とこなめ焼振興展 市長賞
中部経済産業局長表彰
2014年 経済産業大臣賞
2017年 瑞宝単光章受賞
作品詳細
容量・サイズ
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270cc 横(持ち手含む) 13.5cm 高さ 9cm
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電子レンジ |
不可
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食洗機 |
不可
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