
作品説明
日本の伝統美を現代に伝える、宮内庁御用達の名匠・山本長左による九谷焼の中鉢です。
見込み部分には優雅な花鳥紋が描かれ、縁には吉祥文や幾何学文様がバランスよく配されています。中央の意匠と縁の装飾の間に設けられた余白が、静けさと気品を漂わせ、見る者に“間”の美を感じさせる構図となっております。
さらに、器の裏側にも芙蓉手の文様が丁寧に描かれており、手に取ったときや食卓に置かれた際に、新たな一面を見せてくれます。長く使うほどにその魅力が深まる、飽きのこない器です。
藍一色の染付ながら、濃淡の巧みな表現によって奥行きが生まれ、型打成形による立体感ある素地との調和が、静寂と躍動の両面を感じさせます。
細部にまで神経の行き届いた本作は、装飾性と実用性を兼ね備えた逸品。日々の食卓にはもちろん、大切な方への贈り物としてもきっと喜ばれることでしょう。
※複数ご購入希望の方はホームページの「お問合せ」よりご連絡をいただけましたら納期等を確認のうえご返信させていただきます。
作家:山本長左
平成二年六月 宮内庁より依頼を受け 天皇 皇后 両陛下 御紋入器を制作
平成二年十月 即位の礼「饗宴の儀」に使用の漆器を含む全和食器の菊花をデザイン 食器七品目を制作
平成三年四月 宮内庁「饗宴の儀」和食器十一品目を納入
平成四年二月 秋篠宮家 眞子様 内祝菓子器制作
平成五年五月 皇太子様 雅子様 御成婚「饗宴の儀」に使用のオードブル皿制作
平成五年十一月 皇太子妃雅子様 御紋入器を制作
平成七年六月 秋篠宮家 佳子様 内祝菓子器制作
平成十二年十月 日本国政府より依頼を受け 国際度量衡局へメートル条約一二五周年
記念の白磁金襴手大皿を制作
平成一九年十月 秋篠宮家 悠仁様 内祝菓子器を制作
宮内庁より依頼を受け
平成二十五年七月 家鶏図盆栽鉢制作
平成二十六年三月 松竹梅盆栽鉢制作
平成二十七年三月 金襴手蘭鉢制作
平成二十八年三月 青華鶴に七宝紋蘭鉢制作
平成二十九年三月 青華金彩鳳凰の図蘭鉢制作
令和元年十月 天皇皇后両陛下御紋入器を息子と共に制作
令和元年十月 即位の礼「饗宴の儀」に和食器六品目が平成に続いて継続使用される
令和二年十一月 宮内庁「立皇嗣の礼」に使用の器を制作
令和四年五月 春の叙勲 瑞宝単光章を受ける
寸法
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直径17.5cm×高さ6.5cm |
電子レンジ | 不可 |
食洗機 |
不可
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