作品説明
世界遺産に登録される屋久島が誇る、屋久杉挽き物創始の原工芸、二代目款亮の漆仕上げの屋久杉壺(花生)です。
二代目款亮が半世紀近く作り続ける屋久杉壺(花生)は、荒刳り・乾燥を三~五年の時をかけ仕上げますが、本作品は、二代目款亮が半世紀近く日々屋久杉に向き合っている中でも、これ以上の杢目には二度と会えないと言わしめた、自然縁を壺面に残しつつ屋久杉の杢目をより揺らめかせ、手塗りで漆を施した二代目款亮ならではの技法が光る漆仕上げの珠玉の名作です。
悠久の時を生きた屋久杉の美しく揺らぐ杢目がお部屋の中を特別な空間に変えてくれることは間違いありません。
伝統の屋久杉挽き物工房で半世紀以上も作り続ける二代目款亮の屋久杉壺(花生)を手に入れるまたとないチャンスです。もちろん一点物ですので、お早めにお問い合わせください。
※樹脂分を多く含む屋久杉限定材を使っているので、使い込む内に味わいが増していく趣も楽しめます。屋久杉は一般的な杉の約6倍の樹脂を含んでいます。
作家:二代目・原 款亮(原工芸)
屋久杉原工芸は、油分が多く、目の詰まった木質のため割れやすく、細かい加工が難しい木質だと、挽き物としては殆ど顧みられることがなかった屋久杉を、加工のしにくさを独自の挽き技で克服し、1960年に国内で初めて初代・款亮 (原 秋夫 1903~1988年)が挽き物生産を始めた伝統の屋久杉挽き物工房です。
そんな伝統の原工芸二代目の款亮は、「屋久杉の美しさは日常生活に取り入れてこそ輝く」という初代からの理念の元に、独自の挽物技法で小物作りに挑んだ初代の技と哲学を継承し、長年に渡り研鑽を積み、屋久杉挽き物職人としては初となる「現代の名工」に認定された、鹿児島の挽き物界を牽引する存在です。
二代目・款亮 原 匠/現代の名工
1932年 鹿児島市に初代原款亮の次男として生まれる
1948年 鹿児島新制第四中学校を卒業
1970年 初代原款亮の元に弟子入り
1980年 父の死去に伴い、二代目款亮を継承
1987年 鹿児島市工芸展技術賞受賞
1995年 鹿児島県屋久杉フェスタ鹿児島県議会議長賞受賞
1996年 鹿児島県屋久杉フェスタ鹿児島県知事賞受賞
1997年 全国伝統的工芸品コンクール入選 伝統的工芸品の推奨を受ける
1998年 優秀技能者として鹿児島県県知事表彰
2000年 卓越技能章(現代の名工)受章 労働大臣表章
2002年 第10回屋久杉フェスタ製品コンクールにて工芸部門鹿児島市長賞受賞
2004年 黄綬褒章受章
作品詳細
サイズ |
口径:10.3cm 内口径:5.4cm 胴径:19.0cm 高さ:30.0cm
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電子レンジ |
不可
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食洗機 |
不可
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・材質:天然木/屋久杉 ・仕上げ:漆塗
1.直射日光にあてることと、水に浸ける事は避けて下さい。
2.汚れが気になった場合は水に浸した柔らかい布で拭き、その後柔らかい布でから拭きして下さい。