作品説明
有田焼・中仙窯、中尾恭純のぐい吞みです。「人間国宝」・井上萬二先生より五年間ロクロ技術を学び、様々な展覧会で入賞するなど、その卓越した技術により多方面で活躍しています。
有田焼とは、佐賀県西部(有田町、伊万里市)で17世紀に日本で初めて作られた磁器のことで、まるで透き通るように白い磁肌を最大限に活かした作品や、様々な技法を用いた華やかな絵付けが特徴的です。耐久性が高いため、美術品から日用品など幅広く様々なものがあります。
こちらの作品は、白い磁肌と淡い水色の繊細な線模様が特徴的で、この線模様は筆では描くことができないため、極小の刃物を使って、職人の精緻な技術により全て手作業で時間をかけ、丁寧に切込み模様をいれています。また、この細かな切込みの中で異なった色合いを表現しており、立体的でより美しい作品へと昇華しています。
職人の見事な技術とこだわりが感じられる爽やかな色合いの美しいぐい吞みで飲むお酒は、普段の何気ない日常も一瞬で特別な時間へと変えてくれることでしょう。また、個人・ご家族用としてはもちろん、季節を問わずお使いいただけるデザインのぐい吞みは様々な贈り物としても喜ばれることは間違いありません。
日本を代表する伝統工芸品として名高い有田焼のうつわで、なにげない日々の日常を楽しく彩ってみませんか。
作家:中尾恭純
昭和二十五年 佐賀県有田町生まれ
昭和四十三年 有田工業高校窯業科卒業
昭和四十六年 佐賀県窯業試験場にて、「人間国宝」・井上萬二先生より五年間ロクロ技術を学ぶ
昭和四十七年 九州山口陶磁展 初入選
西部工芸展 初入選
佐賀県美術展覧会 初入選
昭和五十年 日本伝統工芸展 初入選
以降、
一水会展 入選/一水会賞/会員優賞
西部伝統工芸展 金賞
佐賀県美術展覧会 文部大臣奨励賞/佐賀新聞社賞
佐賀美術協会展 美術協会賞
西日本陶芸美術展 文部大臣賞/佐賀県知事賞/陶芸大賞
九州山口陶磁展 第一位 文部科学大臣賞
県政功労者 佐賀県知事表彰 (芸術文化)
陶美展 入選
有田国際陶磁展 熊本放送賞
日本伝統工芸展 入選
世界炎博覧会ストリートファニチャー展 受賞
など数々の表彰を受ける。
また、ワシントン州スミソニアン研究機構サックラー国立美術舘において「日本現代陶磁展」に出品のち寄贈や、ドイツのマイセン・ベルリン・デッセルドルフにおいて
「ドイツ有田陶芸展」に出品するなど国際的な評価も得る。
日本工芸会正会員
佐賀県陶芸協会理事
有田陶芸協会理事
日本陶芸美術協会会員
作品詳細
寸法
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直径5.5cm×高さ6.5cm |
電子レンジ | 不可 |
食洗機 |
不可
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