作品説明
京焼清水焼の窯元、壹楽窯の蓋付お茶呑茶碗揃(五客セット)です。
このうつわの絵柄は、壹楽窯が得意とする伝統的にお目出たい吉祥文様を全面に描きこんだ祥瑞柄で、大変縁起の良いうつわです。通常祥瑞柄はブルーの染付一色で描かれますが、こちらは染付と金彩や色絵もまじえた紫交趾で交互に描かれており、そのストライプが大変美しく高級感があり、珍しいデザインのお湯呑です。湯呑本体はもちろん、蓋の裏側にまでしっかりと山水画を描き込んでおり、職人が手間をかけて作っているのがよくわかります。
今では珍しい蓋付の湯呑ですが、温かさを保持し、蓋を開けたときに出る湯気は場をリラックスさせてくれる効果があります。何が入っているのかという期待感も代えがたく、来客用としてはより蓋付の方が丁寧です。また、壹楽窯得意の削ぎが施されており、滑りにくく持ちやすいうつわでもあります。贈り物としても一級品ですが、もちろん源氏物語がお好きなあなた自身で、その日の気分に応じてご使用されるのも格別です。
京都の伝統を表す素晴らしいうつわで、休息の時間を華麗に彩ってみませんか。
作家:山本壹楽(壹楽窯)
初代壹楽は、清川一陶のもとに25年間修行後、五条坂に築窯以来彫をほどこした上に、祥瑞、花鳥等を染付し力強い作風を追求してる。
また、赤絵、五彩色絵等も手がけ、作風の広さを示している。
二代目壹楽は、先代のもとで約十年間修行を重ね、平成二年壹楽窯を継承する。
磁器を主とし、湯呑や酒器を中心に、 京焼の伝統と機能性の一体化をめざしつづけている。
先代の作風を踏襲する、彫の上に重厚な染付をほどこした力強い作風を追求してる。
1958年 京都に生まれる
1977年 京都市工業試験場陶磁器科修了
1980年 京都府立陶工訓練校成形科修了
1980年 初代壹楽のもとに修行
1990年 初代没後二代目襲名現在に到る
作品詳細
寸法 | 直径9×高さ8.5cm |
電子レンジ | 不可 |
食洗機 | 不可 |